FESCA(フェスカ)のトリテを考える

陰陽五行プレイングカード FESCA(フェスカ)の創作サンプルとしてトリテ7種(実質5種?)を考えましたので公開します。


ゲーム名:FESCA素トリテ(ふぇすか すとりて)
創作レベル:★(1.0)
概要:FESCAのトリックテイキングゲーム(トリテ)の素となる基本ルール
ルール説明:
標準的なマストフォローのトリテに従う。
陰陽は固定の切り札スートとする。
空無はリードで13、フォローで0のZAT、太極は陰陽のZAT扱いとする。
最も多くトリックを取った人が勝ち。最多トリック数が同しなら、その中で最後にトリックを取った人が勝ち。
人数に応じてカード編成を変える。
3人:14×3=42枚(Z,1~6)
4人:13×4=52枚(Z,1~8)
5人:13×5=65枚(Z,1~10,太極抜き)
6人:13×6=78枚(Z,1~12)
7人:11×7=77枚(Z,1~12,太極抜き)


ゲーム名:FESCA転倍トリテ(ふぇすか てんばい とりて)
創作レベル:★(1.0)
概要:取得したカードの枚数と種類で決まる得失点を競うトリテ
ルール説明:
標準的なマストフォローのトリテに従う。
陰陽は固定の切り札とする。
空無はリードで0、フォローで13のZAT扱い。(※素トリテとは逆になることに注意)
太極は空無のZAT扱い。
得失点
五行札:1枚1点、必ず得点(プラス点)となる。
空無札:-2点×同スートの五行札の枚数、必ず失点(マイナス点)となる。
陰陽札と太極札:陰札は-2点、陽札は+2点、太極札を0点として各枚数分の点を掛け合わせた点
例えば、陰札2枚、陽札1枚なら、(-2)×(-2)×(+2) = +8点
よって陰札の枚数によりプラス,マイナスが切り替わる。太極札があれば必ず0点となる。
これら札種毎の点を足し合わせた合計点を各人の得失点とする。
勝敗
最も点数の高い人が勝ち。同点なら取得トリック数が多い人が勝ち。
さらに同トリック数なら、その中で最後にトリックを取った人が勝ち。


ゲーム名:FESCAキリキリトリテ(ふぇすか きりきり とりて)
創作レベル:★★(2.0)
概要:切り札がゲームの途中で切り替わるトリテ
ルール説明:
切り札は最初のトリックのリード札のスートとする。その札のランクが奇数で陽場、偶数で陰場で始める。
太極札が場に出た次のトリックから切り札スートが切り替わる。場の状態が陽場なら相生順で、陰場なら相克順で次のスートが切り札となる。陰陽場の切り替えは、陰陽札が場に出た時点で即時切り替わる。

相生順:木→火→土→金→水→木(カード裏面のエンブレムの白矢印の順番)
相克順:水→火→金→木→土→水(カード裏面のエンブレムの黒矢印の順番)

陰陽は見習いスートワイルドとする。見習いとは、場に出ているスートにのみ化けられるということ。
後から出される札のスートに化けることも可能であるが、場にある同ランクのスートには化けられない。
空無はリードで13、フォローで0のZAT、太極は陰陽のZAT扱いとする。

拡張ルール:
太極札が場に出た瞬間に、場の状態により切り札が切り替わる。
陰札6枚が出揃うと相克順に、陽札6枚が出揃うと相生順に、その瞬間に次のスートに切り札が切り替わる。


ゲーム名:FESCAミミックトリテ(ふぇすか みみっく とりて)
レベル:★★(2.2)
概要:陰陽と空無は見習いの(ミミック)化け札(ワイルドカード)とするトリテ
ルール説明:
切り札スートは最初のトリックのリード札のスートとする。

見習いスートワイルドは、場に出ている札のスートに化けられる。トリックに勝つためには切り札スートかリードスートに化ける。ただし本物には化けられないので、場に同一の札がある場合は、化けられずに陰陽スートの扱いで負けとなる。
見習いランクワイルドは、場に出ている札のランクに化けられる。ただし本物には化けられないので、切り札スートやリードスート以外の高ランクの札が場に出ていないとトリックに勝つことはできない。

陰陽札はゆるいスートワイルドとする。手札にある内は持ち主が自由にスートを決めてよい。
すなわち陰陽札を持っていてフォローしようと思えばできるけど、別スートとみなせばフォローしなくてもよい。
ゆるいミミックスートワイルドなので、場に出ている切り札スートのつもりで場に出した後で、場の状態が切り替わって切り札でなくなっても、後からリードスートに化けて勝負できる。

陰陽札をリードで出した場合は、スートワイルドではなく陰陽スート扱いとする。
手札に陰陽札を持っていればフォローして出さなければならない。陰陽スートに勝てる切り札スートは無い。
空無札はスートが確定しているので、同スートがリードされたらフォローして出さなければならない。
太極札は陰陽の空無扱いとする。


ゲーム名:FESCA天敵トリテ(ふぇすか てんてき とりて)
レベル:★★(2.2)
概要:切り札スートがリードスートに従ってトリック毎に切り替わる変則トリテ
ルール説明:
場の相状態によりリードスートに勝つスートを切り札スートとする。これを天敵スートと称する。
リードスートに対して、陰場なら相克先勝で陽場なら相生先負の関係で勝てるスートが切り札スートとなる。
場の初期状態は、最初のトリックのリード札の偶奇で決める。(奇数なら陽場、偶数なら陰場)
場の相状態の切り替えは、陰札か陽札が場に出たら即時に切り替わる。トリック勝負は全員が札を出し終わった時の場の状態で動的に切り札が決まるので、フォローできなくても切り札となって勝てる場合がある。


ゲーム名:FESCAミミック天敵トリテ(ふぇすか みみっく てんてき とりて)
レベル:★★(2.4)
概要:ミミックトリテと天敵トリテの合成


ゲーム名:TESCAトリテ(てすか とりて)
創作レベル:★(1.0)
概要:少人数用にTESCAのカード編成を使用したトリテ
ルール説明:
TESCA(FESCAから金,土スートを抜いた52枚の構成)を使用する。
2人:15×2=30枚(Z,1~8)6枚は残し伏せたまま未使用とする。
3人:17×3=51枚(Z,1~12,太極抜き)
4人:13×4=52枚(Z,1~12)
その他ルールは、FESCA素トリテに従う。

キリキリトリテでは、
順序は、木→火→水→木
陽場で次のスート(正順)、陰場で前のスート(逆順)に切り替わる。

天敵トリテでは、
強さは、木<火<水<木 の関係とし、場の状態に依らない。


以下は創作過程のツイッターのまとめです。
読み易くなるように段落と改行など修正されています。

陰陽五行プレイングカード #FESCA のトリックテーキング(#トリテ) を創作中なんだけど、オリジナル版の前にFESCAトリテの基本形態を確定しておくべきだと考えた。名前は「素トリテ」、素うどんの素(す)をつけてみた。
ちなみにFESCAの花札系ゲームは「花合わせ」からの対応で「素合わせ」、元素の素で「そ合わせ」です。

#FESCA #トリテ の基本形を考える。
トランプは13ランク×4スート=52枚の構成でトリテは4人制で手札13枚が標準です。今では占い用カードとなってしまったタロットカードも元を辿ればトリテ用のカードだとか。トランプより絵札が1枚多い14ランクの4スート構成の小アルカナに、切り札専用の22枚の大アルカナの組み合わせで78枚は偶然にも、FESCAの(12+1)(5+1)=78枚と同じです。
とすれば、陰陽を切り札専用とするのもありかも。
あるいは陰陽をスートワイルドとしてリードスートに化るのがFESCAらしくて良い感じ。

#FESCA #トリテ の基本形を考える。その2
陰陽をスートワイルドとすれば、マストフォローに、どう対応するかが問題だ。
手札にリードスートが無いが陰陽札はある場合である。同じスートとみなせば出さなければならないし、別スートだとみなせば出す必要はない。どちらもトリテとして成立するだろうけど、より選択の幅が広い後者の方がゲームとして悩みどころが多くて楽しめそうだ。
また陰陽札をリードした場合は、どう扱うかも問題だ。スートワイルドとして五行スートを宣言して出すのもあり。
宣言無しなら、次の人が決められると云うのもあり。

あるいはスートワイルドと第六スートの兼用もある。通常はスートワイルドとして使うがリードされたら、それを第六の陰陽スートとして扱うと云うこと。他者は陰陽スートをフォローしなければならない。
陰陽札の二面性が現れていてFESCAらしくあっていい!

FESCA #トリテ の基本形を考える。その3
次は空無札の扱い。順当にFESCAの機能を割り当てるとすれば、ZAT(0と13)かランクワイルドなんだけど、ランク数の大小比較するトリテなので、扱いはちょっと難しい。バトエレ(戦争が元ゲ)のZATは基本13だけど相手が同じスートだと0になる規則である。マストフォローのトリテで、このルールを適用すると、ほぼいつでもゼロの使えない弱いカードになってしまう。トリテ専用ルールが必要だ。
例えば全員フォローで同じスートなら13そうでなければ0とする。またはその逆もある。

さらに、同じスートが二人だけなら13だけど三人以上で0とか。またその逆もあり。さらにもっとでは、同じスート枚数の多数決で決めるのもありそう。ちょっと見方を変えて、リードに使うときは13だけど、フォローするときには0になるってのは、どうだろう。

ひとつひとつ試してみる必要がある。突出して面白いとか、破綻していて使えないというのを除けば、ゲーム毎にルールを変えて楽しむ事もFESCAらしくて良いと思う。
もう一方のランクワイルドはどうだろう。

こちらの方が厄介かも。任意のランクに化けられるとすれば、最強の12に化けるのが当たり前だけど、ほぼ常に最強だとつまらない。FESCAの基本ルールの本物には化けられないを適用してもまだ強すぎる。
もっと弱いワイルドカードにしたいと思い付いたのが、見習い化け札だ。

いつでも何にでも自由に化けられるのが師匠タヌキだとすれば、目の前に見本がなければ化けられない新米タヌキが、それだ。徒弟、弟子、見習い、研修生、練習生と様々な表現があるが、現物を見て化けるの意味が伝わる「見習い」を採用した。
英語の表現も色々検討して”mimic”模倣するの”imitate “より化けて騙す感じがあって、音節も短くて動詞で名詞で形容詞なのが使いやすい。
弱っちい化け札”weak wildcard”より”mimic wildcard “の方がかっこいい。

#FESCA #トリテ の基本形を考える。その4
目的は最も基本的なトリテのルールを決めること。だとすれば、できる限り単純であるべきだ。
ワイルドカードは複雑で難しくなりがちなので、基本形にはなり得ないことに気づいた。
シンプルにまとめて行こう。

陰陽スートは固定の切り札、
空無はリードで13、フォローで0のZAT、太極は陰陽のZATとする。
これを FESCA素トリテ と名付ける。

#FESCA #トリテ レベル1を考える。
創作中レベル1はトランプのゲームを基にFESCA要素を追加したゲームだ。どの程度FESCA要素を盛り込むかにより、少数表記で細かくレベル分けする。多く強く加えるほどレベル2に近付く。

例えば空無札の扱いをレベル加点ごとに並べると、
0.0
ランク0とする
ランク13とする
0.1
0と13(ZAT)とする
0.2
ランクワイルドとする
0.3
ZATとランクワイルドの両方とする
など。
より細かく分けると、ZATは2種あり、
「0か13のどちらか」.「0であり13でもある」
同じくランクワイルドにも
「硬い・きつい・強い」と「柔い・ゆるい・弱い」の2種がある。
前者は化けるスートを決めるのは一人だけで一度確定させたらそのスートに固定される。
後者は逆に自分でも他者でも自由にその都度決められ変化する。

陰陽札の扱いに関しても同様であり、これらの組み合わせ分だけのレベル1トリテが考えられる。
基本形を考えるで提示した「見習い化け札」のトリテをミミックトリテと名付けると、これは化け札と云うFESCA要素を取り入れているだけなので、レベル1ではあるが、限りなくレベル2に近い。

見本が無ければ化けられない「見習い化け」は、今までにない新しいアイデアなのでレベル2の独自性ある
新しいアイデアと云う要件を満たしているけど、それはトリテだけでなく汎用的に他のゲームにも適用できる。
新しいレベル1要素とした方が面白い。

#FESCA #トリテ レベル2を考える。
その要件は新規性のある独自ルールの追加だ。既にトランプゲームでも専用カードのトリテでも多種多様なアイデアが試されているので、真に新規かどうかは難しいけど、FESCAの特徴を活かして組み合わせれば、独自性は確保できそうだ。
例えば、単純だけど万能なアイデアに「負けるが勝ち」がある。獲得トリック数が少ない人が勝者とか。
それでは単純すぎるからと、少しひねりを加えて「ハート札は一枚ごとに-1点」の基本ルールで「ハーツ」は、大人気のトリテだ。

ハートの代わり陰陽スートを減点札とする。これだとレベル0だ。陰陽を見習いスートワイルドとする。
これでレベル1にはなった。あと一捻りアイデアが必要だ。FESCAの特徴に着目して考える。
陰陽と言えばマイナスとプラスに対応するので、陰札を-1点、陽札を+1点、他の札は0点としてみる。
単純すぎて面白くなさそう。
陰札をマイナス符号、陽札をプラス符号、他札を一枚1点としてみる。陰札を一枚取ると大逆転ありで、これは面白そうだ。でも陽札が活かされていないのが気になる。陽札は×2の倍機能札とするのもあるが、陰陽の対称性が失われて美しくない。
ならば陰札は-2点、陽札は+2点、他札は点数に関与しないとして、取り札の積を点数とするのが良さそうだ。
太極を陰陽スートに含めるとすれば、0点がふさわしい。
欠点としては必ず点数が2のべき数になってしまうこと。
改良案は、陰陽スートによる点とは別に五行札を一枚1点とし、空無札は取得した同じスートの五行札の枚数掛ける-2点とするなど。

名前はどうしようか。
陰陽符号トリテ、陰陽倍々トリテ、陰陽正負反転トリテなど。やはりゲームの特徴を表す用語は使いたい。
陰陽転倍トリテ、正負符号反転と倍々を一文字ずつ取って繋いでみた。

陰陽札に減点要素を与えると、不利になる状況でわざと負けるように、リード以外のスートに化けることができるが、これは許すべきか否か。少人数なら場に出ているスートにしか化けられないという「見習い化け」の縛りが効くので許して構わないと思う。多人数では、化けられるなら必ずリードスートに化けなければならない、とすべきだと思う。
切り札有りルールなら、可能ならより強くスートに化けなければならない、とする。
ここで「可能なら」の条件が付いている理由はランク一致して同一札には化けられない原則があるためだ。

このような詳細詰めや得点のバランス調整が必要だが、今はアイデア出しなので、後回しにしておこう。

#FESCA #トリテ レベル2を考えるは、まだまだ続く。
独自性あるアイデアのネタ元はFESCA要素にあり、ということで、まだ触れていないスート関係に着目してみる。

陰陽を見習い化け札として、他の五行スートから切り札スートを決める切り札有りルールのトリテを考える。
FESCAにはスートに相生相克の順序関係がある。
ゲームの途中で切り札スートが次のスートに切り替わるトリテはどうだろう。
切り替えのタイミングは、と言えば、FESCAの定番ルールの太極札が場に出たときとする。
切り替えの順は、場の相状態で決める。
陰場なら相克の順序で次のスートに、陽場なら相生順で、場の相状態の切り替えは陰陽札が場に出たらその都度に、これも定番だ。

詳細に切り替えタイミングを考慮すると、札を出した直後とターンやフェーズ単位の境界の二つがある。
例えば陽場で陰札、太極札、陽札の順で出されたトリックで途中で切り札が替わるのか、次のトリックから切り替えるのか。
ルールの分かりやすさと面白さのどちらを優先するかにもよるが、試して見なければ分からない。
前者なら即時切り替えなとで、陰札が出て陰陽に切り替え、その状態で太極札が出て相克の順で次の切り札スートが確定する。
陽札が次に出されて陽場に戻るが、新しい切り札は既に決まったので影響ない。
フォローできずに捨て札として出した札が思わぬところで切り札になってトリックが取れてしまい、流れが変わって逆転勝利とか、はちゃめちゃ感が楽しめそう。
後者なら、最後に出された陽札で陽場のまま相生順で次のトリックからの切り札が決まる。
太極札を出しで思いどおりの切り札スートにしたつもりが、次の人に陽札を出されて、ひっくりかえされたとか、戦略的な深読みが面白いと言う人もいるはずた。
やっぱり決められない。どちらも公式ルールとしておき、市場原理に任せるのもありか。

切り札スートを切り替えるトリテの名前を決めるの忘れていた。
やはり特徴を表す名前が望ましいので、まんま「切り札切り替えトリテ」として、省略して「キリキリトリテ」はどうだろう。
英語で、切り札はトランプなのは、トリテする人は誰でも知っていることだけれど、一般人には伝わらない。
切り札と言う用語は、本来はトリテで使われて、カードを切ると云う動詞にもなった一般用語でもあるのに、元の用語を使うと、むしろ意味が伝わらない。「スイッチトランプ」はダメダメかなぁ。


つづく

Source: ゲームマーケット(gamemarket)

コメント